2018年9月5日更新

写真日記(2016年6月27日〜2017年6月19日)

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熊本訪問、みんなで熊本へ行き楽しみながら応援しよう!! 　大学時代からの友人Ｆは熊本県益城町に住んでいて、熊本地震を経験し現在でもなかなか復興が進まない被災地の風景が子供たちに悪い影響があるのではないかと心配する父親だ。先頭に立って家族を引っ張ってきた彼を慰労したい(話を聞くくらいだが)と、東京に飲みに来いと誘っていたのだが仕事もあり難しいようだ。それならばこちらから出向くしかないと、先輩のＩさんを誘いＦの休みに合わせて一泊二日で熊本を訪れることにした。 写真 カメラ：NIKON D7100 撮影モード：6000×4000ピクセルFINEモード フォトレタッチソフトで色調濃度の調整を行い320×213ピクセルにサイズ変更。 写真をクリックすると400％拡大写真を表示します。

6月18日(日) 天気：晴れ

羽田空港 下を飛んでいる飛行機が見える

写真はXperia 車で行くと家に帰りつくまで飲めないので、今回は電車。中目黒から最短50分弱で羽田空港駅に到着するらしい。早めに行って空港ロビーでおにぎりの朝食。富士山の眺めを期待して陸が見える窓側席をとったのだが、残念ながら曇りで風景は楽しめない。日曜日の朝の熊本便Boeing737は三割くらい席が埋まった感じ。

二重峠展望台からの景色

観光は一人なので節約モード。阿蘇くまもと空港にカウンターを設けていないスカイレンタカー、Fitクラス二日間で6,500円。電話をして迎えに来てもらい、事務所で車(日産Noteでした)を受け取り、草千里を目指すことにした。 南阿蘇からのルートはすべて通行止め。赤水からの阿蘇パノラマラインも通行止めで、北側の阿蘇駅から入るルートのみアクセス可能。豊後街道が立野で通行止めになっているので、阿蘇外輪山の尾根を通るミルクロードを迂回して赤水で豊後街道に接続。この状況は熊本の経済に致命的な影響を与えていると考えられる。 豊後街道は言うまでもなく大分と熊本を結ぶ大動脈で通行量が多く、ミルクロードや阿蘇パノラマラインが街道を補完する機能を持っていたのだが、ミルクロード一本となっている状況はいざという時の逃げがない。ミルクロードには待避所と呼ばれる施設が多数設けられ、簡易トイレが置かれている。事故などでこの道が通行できなくなると、長時間の待機を余儀なくされるドライバーのための施設と思われる。時間が読めないので飛行機に乗る日の阿蘇山観光はギャンブルのようなものとなり、観光には大きなネックとなっている。物流面での影響はさらに大きいのだろう。二重峠は阿蘇外輪山を一気に下るため、観光道路としての展望はよいものの急坂急カーブが連続する峠道で、多くの車が行き来する本街道にはなりえない。 Ｆの話では、立野と赤水のあいだは土砂の崩落が多く豊後街道も豊肥本線も従来の場所に再建することは不可能とのこと。「どうやって再建するんだろう？」とＦがつぶやいていたが、検索すると豊後街道の新ルートのためのトンネル掘削起工式が6月17日に行われたというニュースがあった。新ルートでは立野はスルーされる。豊肥本線は肥後大津、立野間の再開を目指すというニュースもあり、立野と赤水のあいだをどのように再建してゆくのか(又は廃線か)、南阿蘇鉄道高森線の再建はどうなるのか、注目したいところ。 立野に関する伝説をAsoPediaから引用したい。

大昔の阿蘇は外輪山に切れ目が無く、その中には水がたまって広大なカルデラ湖になっていた。健磐龍命（タケイワタツノミコト、阿蘇大明神）はこの水を無くして田畑を造ろうと考えた。 そこで、外輪山の一部を蹴破ることにした。一度目に挑戦した場所はなかなか蹴破れない。というのもその場所は山が二重になっていているからで、以後「二重（ふたえ）ノ峠」と呼ばれるようになった。 別の場所で再挑戦すると今度は見事に蹴破ることができた。しかし、そのはずみで健磐龍命は尻餅をついてしまって「立てぬ！」と叫んだ。以後その場所は「立野（たての）」と呼ばれるようになった。 また蹴破った場所からは大量の水が流れ出し滝となり、数匹の鹿も流されたことから、以後「数鹿流（すがる）ヶ滝」と呼ばれるようになった。 湖水が引いてくると底から巨大なナマズが現れた。ナマズが湖水をせき止めていたため、健磐龍命は太刀でナマズを切り、ようやく湖水は流れ去ったという。

この伝説から伺い知れるのは、かつては巨大なカルデラ湖を外輪山が囲んでいたものの、立野で外輪山が切れて水が流れ出し集落を形成することが可能になったということ。外輪山の中では立野あたりが比較的弱く、そのことが今回の大規模崩落につながったのかもしれない。 話は変わるが、阿蘇のこの巨大なカルデラが世界最大でもなければ、日本最大でもないということは意外な印象を持っていた。そのあたりをWikipediaから引用したい。

阿蘇カルデラの大きさは、よく世界最大級とか、世界有数と言われる。また、阿蘇カルデラのようなじょうご型カルデラで、カルデラの内側に安定した集落を形成し、広く農地開墾が行なわれ、国道や鉄道まで敷設されている例は、世界的にも珍しいとされる。 世界一や日本一と言われることもあるが、実際には、阿蘇カルデラは大きさでは世界一でも日本一でもない。世界最大のカルデラはインドネシアのトバカルデラ（長径約100km、短径約30km）である。トバカルデラのようなバイアス型カルデラでは、70 - 80kmになることも珍しくない。また、日本では、屈斜路カルデラ（長径約26km、短径約20km）が最大で、阿蘇はこれに次ぐ第2位である。

肥後の赤牛と外輪山(阿蘇パノラマライン) 米塚 草千里 阿蘇中岳の噴煙 ミヤコグサ 地震による崩落

阿蘇パノラマラインも草千里もすいていてドライブをして地震被害を感じさせるものはない。しかし山腹をよく見るといたるところで崩落の跡があり、地震の被害は生々しい。考えてみれば、日本有数の観光地であるこの場所がすいていることに問題がある。先に述べたように道路の状況が悪く、時間が読めないということが観光客が来ない最大の原因だろう。しかし道路状況が改善するまでこのような状況が続いて、熊本の観光産業は持つのだろうか？ この後阿蘇駅方面へ戻り、阿蘇内牧温泉へ行くことにした。めざした旅の宿阿蘇乃湯は温泉設備の復旧工事のため入れず、湯巡追荘(ゆめおいそう)で日帰り温泉を楽しんだ。噂では阿蘇の温泉は地震後客が来なくなって閑散としていると聞いた。積極的に熊本の状況を知り、歴史ある阿蘇の温泉を訪れることも小さな一歩ではあるものの熊本を応援し、原風景ともいうべき古くからの温泉街を守ることになる。困難な時期だからこそ、今頑張って営業している温泉旅館や観光施設を応援したい。そして地獄温泉清風荘や、垂玉温泉山口旅館再開の暁には、それらの温泉に行き再建の労をねぎらいたいと思う。また政府には昨年度で終了している「熊本ふっこう割」の再開・継続を強く要望したい。

宿泊した市内中心部のホテルからは、熊本城再建の様子がよく見えた。 一休みしてから市電に乗り、健軍町を訪れ地震後初めての再会となったＦ、Ｆと呑むために家族旅行を企画して来熊しているＩさんと三人で、漁場で天草の魚と日本酒を大いに楽しみ、熊本ラーメンでおなかを落ち着かせてからスナックへ。楽しい夜となった。

6月19日(月) 天気：晴れ

加藤清正公像 飯田丸五階櫓 長塀 北十八間櫓 平櫓付近 石垣の復旧に向けて 天守閣 二の丸広場から 戌亥櫓 西大手門 未申櫓

朝食後は熊本城へ。要所に案内のボランティアがいて、城内には入れず周囲の道から見渡すだけであることを教えてくれる。周囲から見るだけでも、どんなにひどい状況なのかよくわかる。「長塀」は一見何でもない様子だが、石垣の上にあった塀が壊れ撤去されている。石垣を積みなおすため番号などがふられているが、過去の写真から石を特定するようなソフトを開発して、熊本城の復旧は進んでゆくのだろう。熊本市内で地震被害を感じさせるものはあまり見られないのだが、この熊本城の状況を見ていると日本の中で熊本地震がすでに終わった出来事に様に扱われていることに違和感を感じる。多くの災害に襲われるこの国で、被災地とそこから立ち上がろうとしている人たちを忘れてはいけない。

亀裂跡 用水路の梅花藻 屋根瓦が落ちた家 電柱も傾いたまま 倒壊した家屋の跡 地震の爪痕 川に沿った道路 側溝もがたがた 避難先となっていた体育館

ホテルをチェックアウト後、益城町を訪れＦに被災した町を案内してもらった。「亀裂跡」はＦ宅の駐車場で、ひび割れをセメントを買ってきて自分で直したそうだ。Ｆ宅のすぐ裏には用水路があり、梅花藻の花が咲いていた。このことはこの場所がかつて田んぼであり水がきれいだということがわかる。「倒壊した家屋の跡」を2016年5月に撮影したGoogleマップで見ると、家が建っており外見からするとそれほどのダメージは見られない。この場所には四件の家が建っていたということだ。Ｆ宅のまわりでは古い家があったという一軒分が更地になっているものの、持ちこたえている。「倒壊した家屋の跡」はＦ宅がある地区の隣のブロックといったごくごく近い場所だ。その場所は湧水が湧いていたということなので、水の通り道で他と比べ地盤が軟弱だったのではと想像できる。かつて沼だったり水の通り道だった土地の記憶が地震の被害を大きくしたのではないだろうか。Googleマップで確認すると倒壊してしまっている家があるものの、八割くらいの家が倒壊を免れているように見える。日本で初めて震度７を二回経験した場所であることを考えれば、日本の家屋は地震に強いと言えよう。但しその後の度重なる余震の影響もあると考えられるが、本来垂直に立っているはずのものが斜めになっており、平衡感覚に支障をきたし気持ちが悪くなる。 近くに秋津川という川が流れており、「川に沿った道路」の写真には土嚢が並べられブルーシートが掛けられている。土地全体が川側に傾き、川底を押し上げてしまっているとのこと。側溝も道路もなんとなく川側に傾いているように見える。大雨が降ると底上げされた秋津川が氾濫し、床下床上の浸水被害をもたらすとのこと。この梅雨の時期を無事に乗り切ってほしいものだ。川沿いに更地が少ないのは、土地が川側に傾いたことにより地震のエネルギーが分散されたのではないか。

このページを訪れてくれる友人たちのために、Ｆから聞いた震災当日の話を書いておきたい。 前震(震度７)があった2016年4月14日21時26分、Ｆは熊本市内で仕事中で職場で帰宅を許されるとすぐに家族の待つ益城町に向かった。この時点で電話はつながらず不安に思いながらも町へ向かうが、アスファルトの亀裂などで通行止めになっておりなかなか家に帰りつくことが出来なかった。やっと電話が通じて家族が無事であることが確認できたものの、家にたどり着くことが出来ないので、一度実家へ戻りバイクで帰宅ルートを確認しやっとのことで家族の顔を見ることが出来た。家の中はめちゃめちゃで余震も続いていることから家にいることは危険だと判断し、熊本市東区にある実家に身を寄せた。 4月16日未明、家族と共に実家で休んでいたところを本震(震度７)に見舞われ飛び起き、家の中は危険と判断をして家の外に出た。その時停電になり街灯がすべて消えてしまい真っ暗な中を近くの中学校に避難した。何故か中学校校庭のナイター照明は点灯していたそうだ。朝を迎えたがこの中学校には食べるものが無く、益城町総合体育館へ移動。体育館の中はいっぱいで入れないものの駐車場が広いので、一家で車中避難となった。こちらには食料が豊富にあったそうだ。この頃電話で話をしたのだが、取材ヘリの音と携帯の緊急地震速報がうるさいと疲労困憊の様子だった。携帯を充電するために長く並ばなくてはならないのに、緊急地震速報のため電池がなくなると不満そうだった。 その後鹿児島方面へ抜ける道路が確認できると、子供と奥さんは鹿児島の実家へ移しＦは東区の実家から仕事に通っていた。五月の連休後学校が再開されたので鹿児島へ避難していた家族は戻ったが、「被災地の荒涼とした風景が、子供にとってどんな悪影響があるのだろうか」ということがずっと気にかかっているという。

ノバラ ウツボグサ ノアザミ ミヤコグサ 崩落の跡 地割れ 壊れた風力発電機 復旧に時間が借る道路は付け替え Ｘ橋脚の橋は復旧工事中

阿蘇大橋の崩落、俵山トンネルの覆工コンクリート崩落による通行止めにより南阿蘇へルートはほぼ閉ざされた。ルートの再建は急ピッチで行われ2016年12月24日に俵山トンネルルートは復旧。その俵山トンネルを通り南阿蘇の状況を見に行くことにした。 レンタカーは返却しＦの車に乗り込んだ。「俵山トンネルルート復旧」を元通りと思っていたらとんでもなく、橋など復旧が間に合わないところは突貫工事で付け替え道路が作られている。最短での復旧を目指しているので普段では考えられない急坂急カーブの連続で、走るジェットコースター。開通当初は旧道など細い個所もあったようだが、突貫工事でこれだけの道路を整備できる技術力は大したものだ。写真は展望台で撮ったものだが、「地割れ」は阿蘇の多くの場所で発生し、牛の放牧に大きな影響を与えているそうだ。

写真はXperia 久木野庵 ここにもくまモン 生粉打ち蕎麦

南阿蘇久木野地区は古くから蕎麦の文化があるそうで、そば打ち体験館などもあるくらい。Ｆが「そばを食べるのにビールが飲めなきゃ！レンタカーは返しちゃえ！」と言ってくれたのでお言葉に甘えて一人でビールを一杯。食べかけ写真で申し訳ないが、生粉打ちでこの細さは素晴らしい。13時頃の入店で駐車場がいっぱいだったが、ほとんどのお客さんが食べ終わった後で、待たされることなくそばを堪能できた。

大きく崩れた山体 あそ望の郷くぎのからの風景 白川水源 竹崎水源の案内 水田と阿蘇山 ナデシコ 竹崎水源 トノサマガエル？

南阿蘇の一番の魅力は湧水。地震で多くの崩落跡などが見られるものの、湧水はこれまで通りこんこんと湧き出している。竹崎水源はＦも初めてということでわかりにくい場所にあったが、水量が多くかなりのものだ。

南阿蘇鉄道高森線は立野と中松のあいだが大規模地滑りのため運休し、中松と高森のあいだだけで運転されている。豊肥本線の肥後大津と立野のあいだが2019年に復旧予定なので、高森線も完全復旧の可能性は残っているのだろう。阿蘇大橋の復旧と同時進行かと思ったが、阿蘇大橋に鉄道の線路を作る予定はなさそうだ。

ここにもくまモン 雲の上の富士山 夕陽と富士山 羽田空港の夕景

写真はXperia 熊本の観光を応援するため、また行きたいと思っている。

加賀百万石ウォークへ参加のため、石川・富山の旅 　目黒区にある駒場公園は明治時代に建てた侯爵前田利為の邸宅の跡。それが縁で目黒区と金沢市は友好交流都市となり、石川県ウォーキング協会と目黒ウォーキング協会も互いのイベントに参加する交流が始まったばかりだ。前年三名だったすこやか歩こう会から加賀百万石ウォークへの参加者が今年は六名に倍増。会長からの参加指令があり私も参加することになり、それに合わせて能登や五箇山を見て回ることにした。加賀百万石ウォークの様子は、すこやか歩こう会のブログで見てもらうことにして、こちらではその他の旅の様子を紹介したい。 写真 カメラ：NIKON D7100 撮影モード：6000×4000ピクセルFINEモード フォトレタッチソフトで色調濃度の調整を行い320×213ピクセルにサイズ変更。 写真をクリックすると400％拡大写真を表示します。

6月3日(土) 天気：曇り時々雨

羽田空港から富士山 東京羽田国際空港 千葉マリンスタジアム 渡良瀬遊水地の谷中湖 奥四万湖ではないみたい 能登空港付近

写真はOptio W90 東京の天気は富士山が見えるほどの好天。中目黒駅前に集合し、タクシーで羽田空港まで約六千円。三人乗れば一人二千円で、階段がないことと時間の節約になることを考えればリーズナブルだと思っている。 能登空港へのフライトは今回が初めてで、機体左側の窓からは富士山がきれいに見えていたらしい。右側では四月にバスハイクで行った渡良瀬遊水地の谷中湖が見えてきた。その先に見えたダム湖がすこやか歩こう会の旅行で何度か行ったことがある「奥四万湖」ではないかと推察したのだが、帰ってからGoogleマップで確認したところどうも形が違うようだ。 飛行機は白馬あたりで北アルプスを越えたものと思われるが、その手前から雲が現れ地形が確認できない。東京では富士山が見えるくらい晴れていたのに！高度を下げて地表が見えた時にはすでに地上の車を確認できるほどの高さ。冬型に近い気圧配置だったのだろう。

和倉温泉総湯 千里浜なぎさドライブウェイ

写真はOptio W90 能登の楽しみは温泉と美味しい海の幸。和倉温泉の総湯は広くて気持ちの良い温泉施設。海に面した和倉温泉の湯はかなりしょっぱい。 ひとっ風呂浴びて昼食は能登食祭市場で寿司を堪能した。このページでも何度か紹介している施設だが正式名称を「七尾フィッシャーマンズ・ワーフ・能登食祭市場」というそうだ。Wikipediaから概要を引用したい。

以前の七尾観光といえば、七尾城址以外には青柏祭や石崎奉燈祭など季節限定のものであり、輪島や門前などの市外観光が主流であった。 和倉温泉の宿泊客を七尾中心市街地に呼び込むために常設の大型観光施設の要望が高まったことを受け、官民一体となって整備が進められた。 1985年（昭和60年）に社団法人七尾青年会議所が6回シリーズで開催した市民大学講座で、七尾のこれから進むべきみちを模索し、「港を中心としたまちづくり」というキーワードを得た。古くから香島津と呼ばれ天然の良港として栄えた七尾港を財産として、港からまちを再生していく「七尾マリンシティ構想」を立案し、この構想の推進母体として七尾マリンシティ推進協議会が設立された。 同構想における優先順位の高い事業としてフィッシャーマンズワーフ建設計画を挙げ、その実現に向けて能登国際テント村という構想の疑似体験イベントを継続する一方で、運営主体として第三セクター株式会社香島津を設立した。 こうして、1991年（平成3年）の第3回能登国際テント村と同時に、七尾フィッシャーマンズワーフ「能登食祭市場」がオープンし、かつてのフェリー埠頭が、年間約90万人が訪れる交流拠点に生まれ変わった。 2003年（平成15年）には国土交通省管轄のみなとオアシスに登録され、2009年（平成21年）3月12日には、同じ国土交通省管轄の道の駅に登録された。 2007年（平成15年）6月から2008年（平成16年）5月の入館者数は914,001人であった。

昼食後能登半島を横断して千里浜のドライブを予定していたのだが、ドライブウェイは閉鎖。西風の影響とのこと。残念！

百万石行列 金沢駅鼓門

写真はOptio W90 かつては有料道路だったのと里山海道を順調に走って金沢市内へ。駅の近くで急に渋滞が始まったと思ったら、この日は百万石行列が行われており主な通りが通行止めとなっていた。ホテルがある武蔵ヶ辻などまさにメイン会場で、金沢城へ向かう百万石行列のため写真のありさま。車を停めて、歩いて裏道を確認しやっとホテルの提携駐車場に車を停め、チェックインすることが出来た。ANAホリデイ・イン金沢スカイホテルはフロントデスクが16階にあり、百万石行列を上から見ることが出来た。 本日の運転終了ということでコンビニでビールを買った。あとから考えればせっかく金沢に来たので、サッポロ黒ラベルではなく加賀百万石ビールにするんだった。東京で飲んだことがあるのだが、侮れない地ビールとの印象があった。 夕食は金沢駅近くの居酒屋を予約したので、鼓門の写真を撮りに行った。この門が出来てから金沢へ来たのは今回が初めて。

刺身盛り合わせ 中能登町 純米池月 のどぐろ塩焼き 鳳洲郡能登町 純米吟醸竹葉 岩ガキ 白山市坊丸町 純米生酒五凛 大人トマト

写真はXperia 夕食はメンバーが昨年も行ったという和台。海の幸、日本酒、説明不要いうことなし。昨年私は来店していないのだけれど、店主(この店では酒人(しゅじん)と言います)が覚えてくれていた様子。昨年どれだけ飲んだんだ？予算を気にせずに頼んだので一人七千円といったところ。決して安くはないけれど、観光客としてはまた来たくなる居酒屋さん。東京ではこんなにおいしい海の幸とお酒があるところは、この値段では無理だろうし。

6月4日(日) 天気：曇りのち晴れ時々雨

写真はOptio W90 朝目が覚め、明るくてちょうど良い時間だったので散歩と撮影のため外へ出たら、思っても見ない雨。仕方がないので近江町市場だけ見に行ったのだが、7時前では準備すら始まっていない店も多かった。食べ物屋が増えた印象だが、やっぱり観光客向けの値段だな。昨日堪能したので、朝から寿司という感じでもなかった。 加賀百万石ウォークへ参加するため再び金沢駅へ。目黒区青木区長にご挨拶すると馳浩衆議院議員をご紹介いただいた。衆議院金沢選挙区選出、目黒区駒場二丁目在住で奥様は高見恭子さんなのですね。

写真はXperia 12時にウォーキングを終了し、ランチに能登牛の焼き肉を提案したのだが「夕食に差し障る」と却下され、加賀うどんのランチとなった。 13時に車で金沢を出発。付近には温泉が数多くあるのだが庄川峡長崎温泉に行くことにした。ずっと一般道路を走り、飛越合掌ラインを左に曲がって長崎大橋で庄川を渡った。

庄川峡長崎温泉北原荘 泉質：アルカリ性単純温泉 内湯 露天風呂 ルピナス ノハナショウブ シロヤマブキ

写真はOptio W90 庄川峡長崎温泉北原荘のお湯はアルカリ性単純温泉で美人の湯。ちょっと涼しいくらいの気温が気持ちよく、本当に良い温泉だ。

写真はOptio W90 砺波ロイヤルホテル 立山連峰 ホテル前のため池 写真はXperia 宇奈月ビール ボック 宇奈月ビール アルト 砺波平野の夜景

宿泊は砺波ロイヤルホテル。支配人は目黒区立東山中学校の卒業生で、知り合った当初は彼が中学生、私が高校生。昨年夏にちょっとしたパーティーがあり再会した時には、伊勢志摩ロイヤルホテルの支配人で伊勢志摩サミットの大イベントを終えてほっとした様子で奥様を連れてきていた。「伊勢志摩に遊びに行くね！」と言っていたのだが、彼が富山へ転勤になってしまったので、砺波ロイヤルホテルでの再会となった。今回宿の手配から心温まるサービスと大変お世話になりました。 部屋でくつろいでFacebookを見ていたら、偶然黒部を訪れて帰りの新幹線に乗った友人が宇奈月ビールをアップしていたので対抗して写真に撮ってみた。金沢では百万石ビールを飲み損ねたので、富山ではしっかり地ビール。

夕食の献立表 南瓜ムースと野菜の和風ジュレ掛け 三種盛り合わせお造り 吟醸黒部峡谷幻の瀧 砺波市若鶴生吟醸酒蔵香 氷見のながら藻 鱚と野菜の天婦羅 鯛のあらの煮 鮎の塩焼き レストランからの夕景 富山の美酒マップ

写真はXperia レストランでのお食事は和風のメニューなのだけど、ちょっと洋風のアレンジがしてあり美味。ホテルは高台にあり、砺波平野に沈む夕日が美しい。富山の日本酒も石川の日本酒に負けず劣らず素晴らしい。以前はあまり日本酒を飲まなかったのだが、日本酒をたしなむようになると料理の味わいが一段アップする感じ。特に地酒だね！

6月5日(月) 天気：晴れ後雷雨

写真はXperia 窓からの風景 砺波ロイヤルホテル

朝はゆっくり起きてゆっくり食事。富山のご飯を堪能した。米も水もおいしい富山のご飯は別格だと思う。 ホテルの従業員の方はみな感じが良くて、支配人は皆さんに慕われているように見えた。古くからの友人がいい仕事をしているのを見るのはとても幸せだ。大変お世話になりました。またお邪魔させていただきたいと思います。 ギフトショップに頼んでおくとその日の朝に作ったますのすしを買って帰ることが出来る。砺波市内で作っている平ら寿し本舗のますのすしは絶品。

砺波平野の散居村 砺波ロイヤルホテル

支配人から散居村の話を聞き、山の中のスキー場近くにある展望台へ行ってみた。砺波ロイヤルホテルもよく見える。砺波平野の散居村については不勉強だったので、Wikipediaから引用したい。

この景観が成立したのは、16世紀末から17世紀にかけてであると考えられている。砺波平野を流れる庄川は江戸時代以前にはしばしば氾濫したため、この地域に住みついた人々は平野の中でも若干周囲より高い部分を選んで家屋を建て、周囲を水田とした。このような住居と水田の配置は農業者にとっては便利であったため、前田家による田地割政策下でもこの地域の農民たちは引地、替田を行って自宅周辺に耕作地を集めようとした。 家屋が1か所に集まって集落を形成するということが無かったため、冬にはそれぞれの家屋が厳しい風雪に直接晒されることとなり、家屋の周囲にカイニョと呼ばれる屋敷森を形成してこれに対処するようになった。一般的には防風効果もあり、燃料となり、建築用材になる杉が多い。栗 ・柿・梅など実ができる樹木も植え、女の子が生まれると桐の木を植え、嫁入りに備えた。「高 （土地）を売ってもカイニョは売るな」「塩なめてもカイニョを守れ」と大切にされた。 なお、この地域の伝統的な家屋には「アズマダチ」（切妻造）や「マエナガレ」（平入り）がある。研究者として始めに注目したのは、京都帝国大学の小川琢治である。

相倉合掌造り集落 人形の雪形と合掌造り集落 相倉合掌造り集落

合掌造り集落では白川郷が有名なのだが、世界遺産の登録名称は「白川郷・五箇山の合掌造り集落」となっている。すべて飛越合掌ライン沿いにあるが白川郷は岐阜県、五箇山は富山県となる。相倉合掌造り集落についてWikipediaから引用したい。

相倉集落（あいのくらしゅうらく、Ainokura Village）は、南砺市の旧平村に含まれる集落で、世界遺産登録の3集落では最も北にある。南北方向に約 500 m、東西方向に約 200 m から 300 m ほどの広がりを持ち、20棟の合掌造り家屋が残る集落で、世界遺産登録範囲は 18 ha である。 現在残る合掌造り家屋は主として江戸時代末期から明治時代末期に建てられたものである。その入り口の多くは妻入りであり、平入りを中心とした白川郷の合掌造りとは趣きを異にし、その妻側の下屋の存在によって一見すると入母屋造のようにも見える。また、屋根に煙抜きが存在する点も異なっている。煙抜きを設置することで室内に囲炉裏の煙が充満することは避けられるが、その代わりに屋根の水はけが悪くなり、茅葺屋根の葺き替え周期が短めになるという短所も存在する。 塀などを持たない点は荻町集落と同じで、敷地いっぱいに建物を建てたため、前庭などはないのが普通である。 現在では水田の景観が見られるが、かつての平村では4番目に大きい集落であるとともに養蚕業が最も盛んな集落であり、桑畑が多く見られた。水田への転作は第二次世界大戦後のことである。

菅沼合掌造り集落

五箇山に二つの合掌造り集落があることを今回初めて知ったのだが、こちらの方が高速の五箇山インターに近く、以前訪れていたのはこちらの集落だと思われる。菅沼合掌造り集落についてもWikipediaから引用したい。

菅沼集落（すがぬましゅうらく、Suganuma Village）は、南砺市の旧上平村に含まれる集落である。南北方向に約 230 m、東西方向に約 240 m という広がりを持ち、9棟の合掌造り家屋が残る集落で、世界遺産登録面積は 4.4 ha である。 合掌造り家屋のうち、江戸時代末期に建てられたのは2棟で、6棟は明治時代に建てられている。残り1棟は大正時代末期に当たる1925年に建てられた。妻入りで外観が入母屋造に似ているという点は相倉集落と共通する。 塀などがない点は他2つの集落と同じだが、それらと比べて土地がせまいため、住居区域と農業区域が分けられている点は特徴的である。

高速で富山インターへ向かい、昼食は回転ずし。天然のいけす富山湾を目の前にしたこの土地では回転寿司と言えども侮れない。おなかいっぱい食べて、富山空港で車を返し、早速ビール。どうせならビールを飲みながら回転寿司が良かった。 羽田につくと雨が降っていた。家についてすぐにぴかっと光った瞬間に雷鳴がとどろき、楽しかった石川・富山の旅も終わりを迎えた。

丹頂鶴との十二年ぶりの再会 　毎年夏の北海道を訪れ、何らかの形で丹頂鶴を見ているので「十二年ぶりの再会」は誇張しすぎなのだが、雪原の鶴はやはり別格で前回2005年以来二度目の冬の釧路湿原である。「丹頂鶴への冬の給餌をやめることを検討している」、ふと耳にしたこの言葉に反応し、大量の丹頂を見ることが出来るうちにもう一度鶴を見に行こうということとなった。 　冬の給餌中止は当初「絶滅の危機に瀕していた丹頂鶴を保護して数を増やすという役割を終えたため」と思っていたのだが、これは理解不足のようだ。丹頂鶴は大正時代に絶滅したものと考えられたほど数を減らし、1950年代には30羽程度が確認されている。その後冬の餌付けに成功し1960年代には100羽を超えるようになり、現在の生息数は1,500羽と考えられている。給餌の中止はこの数が十分と考えているわけではないようで、生息域を北海道全土、加えて本州まで広げたいという意図があるようだ。 　給餌をしている限り丹頂は釧路を離れる理由がなく、釧路市や鶴居村が最大の生息地となっている。生息域が狭ければ鳥インフルエンザなどが発生した場合、絶滅してしまう危険性がある。生息域を広げるためにはこれ以上給餌を続けることは得策ではないということのようだ。 　一度に多くの鶴を見る機会が無くなってしまうことは残念ではあるけれど、北海道全土に分布した鶴を見る日を夢見て気長に待ちたい。 写真 カメラ：NIKON D7100 撮影モード：6000×4000ピクセルFINEモード フォトレタッチソフトで色調濃度の調整を行い320×213ピクセルにサイズ変更。 写真をクリックすると400％拡大写真を表示します。

2月14日(火) 天気：晴れ時々曇り

写真はOptio W90 フライトの1時間半前に中目黒を出発し、自家用車で羽田空港へ向かった。道路情報を見ると山手通りで第一京浜の先、湾岸道路までの区間で渋滞があるようなのでいつもとはルートを変えて環七に出てみた。 渋滞表示板には第一京浜の手前に渋滞箇所があり、中原街道を曲がり環八へとルートを変えた。このルートは蒲田駅付近に信号が多く流れが悪い。少しいらいらしながらも30分前に羽田空港へ到着し、ぎりぎり搭乗することが出来た。次回以降の教訓にしよう。

恋問館から見た太平洋 レストランムーンライト この豚丼 写真はOptio W90 写真はOptio W90 写真はOptio W90

当初は空港から阿寒国際鶴センターグルスへ行く予定にしていたのだが、この日の天気予報が曇りだったことと、帰京日の昼食を回転寿司にする意向があり、ニッポンレンタカーから道の駅白糠恋問へ向かい、豚丼の昼食となった。「この豚丼」は釧路に来たら一度は食べたいお気に入り。 レンタカーはカローラフィルダー。前回は同じ車で予約を入れスバルレヴォーグをあてがわれラッキーだったので、レヴォーグを期待したのだが二匹目のドジョウはいなかったようで予定通りフィルダー。ここ最近釧路は雪が降っておらず、国道や道道は乾燥路でありがたい。それでもルート選びは慎重に、安全第一。

鶴居村鶴見台

初めの訪問地は鶴見台。鶴までの距離が遠く数も少ない。大型観光バスが停まっておりアジアからの団体ツアー客が大きな声でしゃべってちょっと閉口。早々に移動！

雪裡川音羽橋

雪裡川はタンチョウヅルのねぐらとして有名な場所で、橋のたもとには広い駐車場がある。昼までも少しは鶴を見ることが出来るかと期待してきたのだが、ねぐらなので昼間はいないようだ。それでも執念で探し、右下の写真には二羽の丹頂が写っているのだがクリックして拡大してもらっても見つけるのは難しいかもというレベル。

鶴居村伊藤サンクチュアリ

日本野鳥の会が運営する伊藤サンクチュアリへ移動、ここにも大型バス。少し距離があるものの十分楽しむことが出来る。気温は摂氏零度くらいで、陽が当たっていると暖かいのだが、お日様が隠れてしまうと途端に寒くなる。一時間くらいでここは退散。12年前に初めてたんちょうを間近に見たときほどの感動がないのは仕方がないのだろう。前回だったらこれくらいの寒さにはめげずに見ていたと思うのだが。。。

アジアからの団体観光客について考えてみる。伊藤サンクチュアリのトイレの片隅にティッシュが散乱していた。確証はないものの彼らの仕業と推察される。近くのコンビニへ寄ってみると、先ほどの大型観光バスが停車しており観光客が弁当やらなにやら無秩序に買いあさってゆく。爆買いの恩恵は鶴居村のコンビニまで及んでいる。閉鎖的だった日本の観光地は一気に開国へと向かっており、平成の維新と言っていい。開国はデメリットばかりではない。

稲荷神社 松浦武四郎の碑

ボッケ 全面結氷の阿寒湖

主に国道を走り阿寒湖温泉へ。セブンイレブンのコーヒーで温まりながら近くの観光情報を仕入れる。ボッケと呼ばれる坊主地獄のように温泉が湧きだしている場所へは、無料開放されているパーキングに車を置き、歩いて15分ほどとのこと。小雪混じりの曇天では寒くて鼻水が出てくる。阿寒湖はほぼ全面結氷という状況なのだが、沿岸の温泉が湧いている場所では氷が解けている。

外気温は氷点下 夕暮れの阿寒湖

阿寒湖温泉の町中を通り本日の宿泊場所ニュー阿寒ホテルへ。立派なホテルだがオフシーズン料金なのか一万円でおつりがくる。ただ、客室の多い大規模ホテルなので団体客が多く、客の多くがアジア系の人々で、バイキングとなっている夕食会場ではマナーの違いが気になる点が多い。お料理は正直期待していなかったのだがちゃんとしており美味しかった。飲み放題1,300円と飲み物の値段はリーズナブル。団体客が食事を終えて落ち着いてくると初めの印象ほど悪くない。ワインなど注文して食事を大いに楽しんだ。 ホテルにとっても観光地の開国はメリットもデメリットもあるのだろう。客のマナーの悪さ(文化の違いからくるもので致し方ないとは思うのだが)はホテルにはコントロール不能だろうが、バイキングでも美味しい食事を提供してくれるホテルの姿勢は好印象だった。

部屋は阿寒湖に面しており絶景。2月1日から3月12日まで「ＩＣＥ･愛す･阿寒『冬華美』」が毎日行われており、部屋の窓一杯に繰り広げられる花火は圧巻でした。

2月15日(水) 天気：晴れ時々曇り

阿寒湖の夜明け

雄阿寒岳の夜明け

昨日の夜は早々に寝たので、夜明けの写真を撮る機会を狙って明け方何度か目が覚めた。外が薄明るくなってきても、外まで出て行って写真を撮るほどの気力はないので、部屋の中からの撮影だが、結構いい写真が撮れたと思う。湖岸のあちらこちらから湯気が上がり、阿寒湖はフォトジェニックです。

美味しい食事にお礼を言ってホテルをチェックアウト。温泉街の道は圧雪路になっているのだが、マンホールの部分だけ解けており道が凸凹だ。「不思議な光景だな」と考えてみると、温泉の温排水が流れる下水の蓋は暖かいので雪が解けるのだと理解した。

道の駅 阿寒国際鶴センターグルス

この日は晴れたので、12年前には曇り空でいい印象のなかった阿寒国際鶴センターグルスへ向かった。

入口のところに皇太子殿下御歌碑があります。以下、パンフレットを引用します。 平成３年にタンチョウの里をご訪問された皇太子殿下は、雪原に舞う優雅な鶴の群れを観察された深い印象を御歌にされ、平成５年の歌会始の儀において朗詠されました。阿寒国際ツルセンターの完成を記念して、御歌を長く保存するために歌碑を建立しました。揮毫は札幌市在住の書家加藤秋霜先生にお願いいたしました。

グルス側給餌場

タンチョウ観察センター側給餌場

白鳥の来襲と撤収

昨日の伊藤サンクチュアリでおなかいっぱいかと思ったが、青空の元、雪原に映えるタンチョウヅルの美しい姿に魅了され、またまた大量の写真を撮影。人に見せる場合はもう少しカットを選ばなければいけないとは思うのだが、見飽きなかったのでその思いを伝えるため大量のの写真を載せた。 次々と白鳥が飛来して、鶴の鳴き声と白鳥の鳴き声が交錯しうるさいくらい。普段だったら愛される対象である白鳥も鶴の前では邪魔者扱い、姿も不格好に見えてきた。白鳥が一斉に飛び立ち何かと思ったら、係の人がスノーモービルで白鳥を追い払った。一斉に飛び立つ様子は壮観。

遠くに雄阿寒岳が見えている。

オジロワシ オオワシ グルス館内

室内の展示も充実しているのだが、丹頂を見ただけでおなかいっぱい。

写真はOptio W90 本当の空腹を癒しに釧路市内へ戻りラーメンの昼食。角煮卵ラーメン味噌味はこってりとして美味しかったのだが、少しもたれたかも。

釧路市丹頂鶴自然公園

昼食後伊藤サンクチュアリを再訪することを提案したのだがなんと拒否。「もう十分見たので」などと贅沢なことおっしゃる！それならばと空港近くの丹頂自然公園を訪れた。こちらは給餌ではなく飼育施設なので金網に囲われているものの、鶴の写真を大きく撮ることが可能だ。上部は空いているので鶴はいつでも逃げることが可能なのだが、エサを与えられている鶴は逃げないらしい。反対に野生の鶴がエサ目当てに遊びに飛来することがあるそうだ。 金網越しに見つめ合っているのは巣立ちを促されている幼鳥だ。親鳥は次の繁殖のため幼鳥を追い立てるのだが、親元に戻りたい幼鳥は去りがたいらしい。 丹頂用に高い位置に設けられた餌箱に、カラスが飛び上がりエサを盗んでいる。 この後は山花温泉リフレで温泉に浸かり、ホテルロッソ釧路へ向かう。この温泉はかなりのしょっぱさ。釧路湿原がかつて海だったころの海水を汲み上げているのだろうか。

ホテルロッソ釧路近くの居酒屋「はたご家」

ホテルロッソ釧路は一泊朝食付き3,900円。窓からの風景、絶景は望めないものの、飲食店やコンビニが近くにあって快適だ。 ホテルで紹介してもらった近くの居酒屋へ。これまでは「釧路に来たら炉端焼き」と判を押したように炉端焼き煉瓦へ通っていたが、陽が落ちた釧路の街はとにかく寒い。歩道も凍結しており煉瓦まで歩くのは危険だ。ひとブロック先にある居酒屋でお刺身をメインディッシュにして根室と釧路の地酒を飲み比べ。安くはないものの、満足のゆく夕食だった。

2月16日(木) 天気：曇り

ホテルロッソ釧路の朝食バイキングは品数もあり満足できるものだ。ビジネスマンが多くビジネスホテルらしい秩序が保たれた朝食会場でリラックスするとともに、団体観光客について考えてみる。 国内の観光地では異質文化は受け入れにくく、ましてや団体となるとにぎやかで周囲への配慮もかけ日本人観光客にとって迷惑な存在である。またこれは日本人にとってだけではなく、欧米の個人観光客にとってもまゆをひそめる存在らしい。しかし考えてみればかつて欧州をバスで団体旅行していた農協さんと同じで、日本人にとっては「来た道」と言わざるを得ない。週末にしか休みが取れない日本人に対し、平日にもホテルを満室にしてくれる団体客は観光業にとって起死回生のお客様である。日本経済にとっては間違いなくプラスで、さびれた観光地をさみしく思っていた日本人観光客にとってもメリットがあるだろう。団体客はやがて個人客となり日本各地の観光地を訪れるようになり、文化の違いも吸収してゆくことだろう。(希望的観測かもしれないが) 開国はやがて日本の観光を変えてゆくことになるだろう。いい意味でも悪い意味でも。我々はそれを受け入れ、我々自身がそれを楽しんでゆく必要があるのだろう。

写真はMEDIAS 釧路で評判の回転寿司なごやか亭。いくつか店舗がある中で一番空港に近い昭和店へ行くことにした。ホテルをゆっくりチェックアウトし、道の駅恋問で土産を物色。土産はほぼ我が家の食糧で、当分北海道のおいしい海産物を楽しむことが出来る。その後釧路市内へ約13Km戻り、なごやか亭駐車場で開店を待ち美味しいお寿司を堪能した。

たんちょう釧路空港 さようなら、また来ます 蔵王連峰 写真はOptio W90 写真はOptio W90 写真はOptio W90

空港へ戻りレンタカーを返却。乾燥路が多かった割にフィルダーのリッター15Kmを切る燃費にはちょっと不満が残る。1500cc、オートマ、4WDの最新車種の燃費はこんなものかなぁ。ゆっくり目の加速を心掛けたのに。レヴォーグは20Km超えていたように思うけど。。。

タンチョウの給餌はいつまで続くのか？こんなに多くのツルを見るのはこれが最後かもしれないが、その結果として生息域が北海道全土に広がり、様々な土地で時々しか知れないけれど丹頂鶴に会える日が来ることを期待している。

別寒辺牛湿原カヌーツーリング 一昨年「次回の北海道は別寒辺牛湿原の川下り」と決め、昨年ヨセミテへ行った関係から今年実現する運びとなった。別寒辺牛湿原は１９９３年にラムサール条約登録湿地となった、どちらかというとあまり知られていない存在だ。護岸工事が行われていないほぼ自然のままの川が形成するこの湿原が、厚岸の牡蠣を育む貴重な存在となっているのだ。 写真 カメラ：NIKON D7100 撮影モード：6000×4000ピクセルFINEモード フォトレタッチソフトで色調濃度の調整を行い300×200ピクセルにサイズ変更。 写真をクリックすると400％拡大写真を表示します。

６月２７日(月) 天気：晴れ

自動手荷物預け機 ANA4771便 Bowing737の翼 写真はMEDIAS 写真はOptio W90 写真はOptio W90 霞ヶ浦付近 釧路空港 写真はOptio W90 写真はOptio W90

朝の羽田空港で自動手荷物預け機に初挑戦。置く位置が悪かったり、ストリップの貼り方が悪かったりするとやり直しを求められるものの待ち時間なし。ゴルフバッグなど大きな荷物は自動では預けられないので、有人の手荷物カウンターは長蛇の列。こちらは手軽で、慣れれば何の問題もない、楽でよい。朝市で釧路へ向かうANA4771便はAir Doとの共同運航便でAir Do機の翼には何やら熊のような絵が。。。ほぼ予定通り釧路空港に到着した。

シラネニンジン シロヨモギ 恋問海岸 コウボウムギ ハマハタザオ ハマエンドウ ハマナス タンポポ ミツバツチグリ センダイハギ

ニッポンレンタカーで予約していた車を受け取り、いつものように道の駅しらぬか恋問へ。海岸でシロヨモギを採取するものの、「少し育ちすぎ」とか「白さが足りない」とか、注文が多い。いつものようにいつも咲いている花の写真を撮った。いつもと違って青空で、風も弱く写真を撮るには絶好の日より。

レストランむーんらいと この豚丼 写真はMEDIAS

4時半起きなので11時前でもおなかがすいて、豚丼がおいしい。一眼レフとスマホの写真を並べてみるとやっぱり一眼レフだな。

釧路湿原展望台からの眺望

今回は釧路にあまり来ないメンバーがいたので、いつもは寄らない展望台へ。下の写真の山影は左の写真の真ん中が雌阿寒岳で、右の写真が雄阿寒岳。火野正平さんが自転車旅で教えてくれました。繰り返しになるけど、釧路でこの青空は珍しい。 この後タンチョウが現れるのを期待して鶴居村の鶴見台へ。鶴見台でも、裏の道でもタンチョウに出会うことはできませんでした。

レンタカーはいろいろ比較検討してみた結果、航空券を予約したANAのサイトが最安で、四日間で四万円くらい。今回は四人なのと荷物が多いので荷物を積めるカローラフィルダーを予約したのだが、用意されたのは三ナンバーのスバルの車。レヴォーグの新車でした。室内は広いし加速もよく、「大排気量は違うなぁ」と思っていたら1.6リットル。いわゆるダウンサイジングターボで170馬力。高出力と低燃費を兼ね備えた優れモノでした。面食らったのは電動パーキングブレーキ。教習所のコラムシフトのセドリックで、ダッシュボードの下のレバーを引いていたころからすると考えられませんね。

この日訪れる厚岸の弱点は温泉が無いこと。 そのため厚岸に入る前にオーロラファームビレッジのオーロラ温泉に立ち寄り。モール泉だとばかり思っていたけど、アルカリ単純泉だそうです。でも色はどう見てもモール泉。つるつるになるのはアルカリの効果だったのか。オーロラファームビレッジへ向かう時はナビを信用しないこと。とんでもないところに連れてゆかれました。

写真はMEDIAS 今宵の宿は厚岸駅前のホテル五味さんです。写真は道の駅 厚岸グルメパーク 味覚ターミナル・コンキリエ。そこへ行くためにはピンク色の歩道橋を渡り、またそれなりに階段を上ってゆく必要がある。ちなみに「コンキリエ」は貝殻という意味のイタリア語。

牡蠣づくしの夕食 焼き牡蠣も参戦 写真はMEDIAS 写真はMEDIAS

牡蠣うまかったぁ！でも飽きた!!こちらに泊まる際、一食はこの牡蠣ずくしを食べることをお勧めします。カヌーツーリングの曙さんがおっしゃっていましたが、「五味さんはいい牡蠣を仕入れている」とのこと。

厚岸の大きな特徴である厚岸湖。海とつながってっており、湖と海の境には厚岸大橋がかかる。このような湖のことを汽水湖というのかと思ったら、「海跡湖」と説明がありました。はじめて聞く言葉だったので調べてみると、もともと海だった場所が砂州などの発達により海から隔てられた湖をさす言葉で代表的なのは北海道のサロマ湖や能取湖。静岡県の浜名湖を海跡湖とする説明もあれば汽水湖とする説明もあり、学問的には使い分ける用語なのかもしれないが一般的に厚岸湖を汽水湖といっても間違いではないような気がする。 厚岸湖の塩分は海水よりは低いものの、他の汽水湖と比べると高いそうだ。曙さんがおっしゃっていた「湖で養殖するから厚岸の牡蠣はしょっぱくない」というのは、微妙な違いなのかもしれないが、たしかにしょっぱくなくこれまで食べてきた生ガキや岩ガキとは違うものといっていい。厚岸湖には別寒辺牛川、尾幌川、トキタイ川、東梅川、イクラウシ川、チライカリベツ川など６本の川が流れ込みこれらが湖を栄養豊かにし、明治初期まで天然の牡蠣が豊富に取れたそうだ。

６月２８日(火) 天気：晴れ

厚岸名物の海霧

数年前に厚岸で見た衝撃の光景は、海霧がアイカップ岬にぶつかり、滝が逆流するように霧が岬をを登っていた風景を目にしたこと。その様子を写真か動画に撮りたいとその後何度か厚岸を訪れたのだが、同じ光景を目にする幸運には恵まれていない。

厚岸水鳥観察館 チライカリベツ川 写真はOptio W90 写真はOptio W90 別寒辺牛湿原カヌーツーリング 写真はOptio W90 写真はOptio W90 写真はOptio W90 ネムロコウホネ オジロワシ 別寒辺牛湿原カヌーツーリング 写真はOptio W90 写真はOptio W90 写真はOptio W90 厚岸水鳥観察館 花咲線鉄橋 写真はOptio W90 写真はOptio W90

別寒辺牛湿原カヌーツーリングに申し込んだのだが、実際にツーリングするのは別寒辺牛川ではなくチライカリベツ川となった。通常は別寒辺牛川で行っているのだが、先週までの雨で水量が増えて川と湿原の区別がつかなくなり危険ということで、今回の選択となったとのこと。初めての別寒辺牛湿原カヌーツーリングで別寒辺牛川とチライカリベツ川を比べるすべもないのだが、護岸工事をしていない自然のままの川で、他のツーリング客に会うこともないほどの独占状態。人工的な音が一切聞こえない時間は、貴重な体験となった。 動植物との出会いは期待したほどではなかったものの、開花し始めたばかりというネムロコウホネや、オジロワシを見ることが出来た。約１時間半のツーリングは、寒くもなく暑くもなく快適な時を過ごすことが出来た。

地物寿司、通称ジャラン 写真はMEDIAS 写真はMEDIAS

カヌーを下りて水鳥観察館を見学した後、ツアーガイドの曙さんが紹介して予約を取ってくれた厚岸のお寿司屋さん桜亭へ。牡蠣や大鮃などが入る地物寿司は旅雑誌じゃらんに紹介するために期間限定のようで、店内では「じゃらん」で通っていた。

原生花園あやめケ原 ヤマブキショウマ ヒオウギアヤメ エゾスカシユリ ヒオウギアヤメ 放牧馬 アヤメと放牧馬 放牧馬とアヤメ ヤマブキショウマ

厚岸大橋を渡って北太平洋シーサイドラインを走り、厚岸あやめ祭りがおこなわれている原生花園あやめケ原へ。前回ここへ来たのは２００８年の６月２０日。その時の記録を見ると「ヒオウギアヤメはまだちょっと早かった」とあり、それよりも一週間遅い今回はヒオウギアヤメが見ごろだったようです。“あっけしあやめまつり”が６月２５日から始まっているので、今回はドンピシャですかね。 今年の北海道は雨が多く、この前の週まで雨が続いていた。別寒辺牛川の水量が多くなっているのもそのせいなのだが、雨がやんで少し気温が上がり花が一斉に咲き始めたとのこと。チライカリベツ川でみたネムロコウホネも前の週では咲いていなかったとのことで、厚岸を訪れるタイミングとしてはこの上ないと言えるでしょう。

霧多布湿原 エゾゼンテイカ クロハナシノブ ハクサンチドリ ヒオウギアヤメ センダイハギ

再び日田太平洋シーサイドラインを走って霧多布へ。２００８年に見られたクロユリはすでに終わってこちらはドンピシャとはゆかないようだ。あちらを立てればこちらが立たず。

前回「霧多布へ行った」と北海道在住のいとこに話をしたところ「エトピリカ見た？」と聞かれたので、「霧多布へ行ったらエトピリカを見るもの」と刷り込まれ、今回初めて霧多布岬へ来た。 岬へ行っては見たもののそれらしい雰囲気はなく、どこを探したらよいのかもわからず、ただ海を眺めているだけではどこの岬でも一緒。特に感動もなく帰ってきた。 この後霧多布の温泉施設ゆうゆに飾られたエトピリカの写真を見たら、海面に浮いていました。海面を探すべきだったようです。 霧多布はルパン三世の作者モンキーパンチの故郷で、ルパン三世のアニメの中で霧多布を舞台とした話もある。ルパン三世のキャラクターを使った町おこしも盛んなので、ルパン好きは近くを通ったらゆうゆに立ち寄ることをお勧めします。

厚岸駅 サッポロクラシック あさりの酒蒸し 写真はMEDIAS 写真はMEDIAS 写真はMEDIAS サラダとスパカツ 牡蠣に合う白ビール 金のかきフライ 写真はMEDIAS 写真はMEDIAS 写真はMEDIAS 道の駅厚岸コンキリエの夕景 厚岸大橋の夕景 写真はMEDIAS 写真はMEDIAS

写真はMEDIAS 温泉入浴でさっぱりした後、厚岸の宿に戻り、夕食のために外出。再度同じ写真に登場してもらったのは、ルートと行き先を説明するため。 ピンク色の建物のコンキリエに行くため花咲線をピンクの歩道橋で越えます。歩道橋からの景色は上にある写真の通り。歩道橋を渡り切るとさらに登り階段があり、北太平洋シーサイドラインにでる。そこを渡るとコンキリエへの長い階段があるのだ。丘の上にあるコンキリエは景色がいいものの、そこへ歩いて至るのは結構大変だ。 どうしても厚岸の牡蠣をつまみに牡蠣に合う白ビールが飲みたかったので二日目の夕食はこちらのレストランエスカルへ来ることにした。コンキリエのFacebook戦略にまんまとはまった形。こちらのビール、岡山県の酒造メーカーがシャブリ以外で牡蠣に合うお酒ということで開発したとのこと。美味しかったです。でも一杯目のサッポロクラッシックの生ビールが最高でした。

６月２９日(水) 天気：晴れところにより霧

この日の予定はしっかりとは決めていなくて、予定表には「可能であれば別寒辺牛湿原散策。次善の策として、釧路市春採湖散策、釧路湿原塘路湖散策、釧路湿原温根内木道散策」としてあったのだが別寒辺牛湿原は散策路が無いので歩けないことが判明した。 釧路周辺はモール泉が多いので、硫黄泉をと目的地を屈斜路湖に定め出発した。厚岸から約70Kmを走り、道の駅摩周温泉へ。ソフトクリームを食べながら足湯でまったりしたら、口が甘くなったのかラーメンが食べたくなった。

写真はMEDIAS 中華料理昇龍軒は道の駅から50mくらいと至近距離にあった。弁当屋を兼ねているので昼時は忙しいらしく、少し待たされたが美味しいラーメンでした。

屈斜路湖温泉コタンの湯露天風呂 写真はOptio W90 写真はOptio W90 写真はOptio W90

屈斜路湖温泉コタンの湯は混浴で見晴らし最高！ついでに言えばまわりからも露天風呂の見晴らし最高で女性にはちょっとハードルが高い。幸い誰もいなかったので、目の高さに広がる屈斜路湖と屈斜路カルデラの外輪山を眺めながら汗を流した。 屈斜路カルデラを日本一とする記述を見て、阿蘇カルデラの方が大きく思えるけどとずっと疑問に思ってきた。調べてみると屈斜路カルデラを阿蘇に次ぐ二番目の大きさと記述したものもあり、比べ方の違いかなぁと思うのだが弟子屈ナビには屈斜路湖の説明を「九州の阿蘇カルデラをしのぐ、日本最大の屈斜路カルデラのなかに横たわる巨大なコバルトブルーの湖。」となっている。どちらのカルデラが大きくても構わないのだが、屈斜路湖が日本一大きなカルデラ湖であることには異論はない。そして屈斜路湖は釧路川の起源で、この露天風呂の少し左側の流れ出しが釧路川の始まり。

屈斜路湖の帰りに丹頂との出会いを期待して再度鶴居村の鶴見台へ行ったけれども丹頂との出会いはなし。「鶴居ない村」に改名してほしいなどと毒づいて釧路へ向かう。道道53号を右に曲がり国道38号に入ってすぐ仁々志別川の河原の下流側に丹頂の親子、上流側にはエゾ鹿の群れ。今回あまり野生動物を見る機会が無かったので、ついつい興奮して右に曲がらなければならないところを車線変更のタイミングを逸して、暫定開通している高速道路に入ってしまった。この釧路湿原を横断する高速道路もすごいな。朝晩は野生動物をたくさん見ることになるんじゃないかな。 野生動物が豊富な道東でも昼間の熱い時間帯に野生動物を見ることは希だ。この日の釧路は霧に覆われ、どんよりしていたのが幸いして野生動物との出会いがあったのだろう。

シシャモ、ホッケ、宗八ガレイ 時シラズ(白鮭) ツクネ 写真はOptio W90 写真はOptio W90 写真はOptio W90

釧路の宿泊は今回が初めてのホテルラッソ釧路。ネットでの評判通り設備は古いものの清潔でホテルの方の感じもいい。最近プリンスなどの大きなホテルは外国人観光客が増えてきて、朝食バイキングがとても混雑している。無料の朝食がゆっくり食べられるホテルラッソ釧路は次も利用したい感じ。 夕食はおなじみ煉瓦。今回もおいしく楽しく酔っぱらいました。

６月３０日(木) 天気：曇り

ハマナス フタマタイチゲ

翌朝は朝食を済ませると早々に車に荷物を積んで道の駅しらぬか恋問館へ。豚丼弁当を買って空港で食べようかということだったのだが、連夜の宴会で食傷気味の胃が受け付けない。お土産だけ買って恋問自然観察公園へ。昨年同様閉鎖されている木道を注意深く歩いて見た。ところどころ抜けそうな板があってかなり危険な感じだったので、再整備が望まれます。

シマフクロウ ホルスタイン 写真はOptio W90 写真はOptio W90

レンタカーを返却して空港へ向かったのだがかなり時間に余裕があり、普段見ないところまでゆっくり見てからANA742便にて羽田へ帰ってきた。 今回は珍しく四人での北海道旅行となったのだが、いつも以上に楽しい時を過ごすことが出来、ありがとうございました。

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