2014年7月6日更新

写真日記(2014年2月11日〜2014年5月23日)

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♪南国リゾート★奄美大島★黒糖焼酎探訪♪ この時期予定していた海外旅行の宿が確保できず、今年一月ころ代替案として奄美大島へ行くことに決めた。当初の目的は「黒糖焼酎に合う地元の料理を味わいに」と思っていたのだが、調べてみるといろいろと見所があり、日が迫るにしたがって期待が大きく膨らんできた旅行だった。 写真 カメラ：NIKON D7100 撮影モード：6000×4000ピクセルFINEモード フォトレタッチソフトで色調濃度の調整を行い300×200ピクセルにサイズ変更。 写真をクリックすると400％拡大写真を表示します。

5月20日(火) 天気：雨のち曇り

写真はOptioW90 羽田←→奄美大島の直通便はJALが一日一便運航している。7月から格安航空会社が成田←→奄美大島の運行を始めるらしい。そのほかの渡航手段は福岡、鹿児島もしくは沖縄からの飛行機。鹿児島や沖縄からのフェリーなどが考えられる。 我々が利用した羽田からの直行便は6列シートのB737なので、島への観光客はおのずと限られてくるのだろう。この日の搭乗率は八割といったところだろうか。

泥染め実演 機織り実演

写真はMEDIAS 東京は晴れていたものの、奄美大島空港へ到着するころにはあいにくのどしゃ降り。レンタカーを借り空港から15分程度のところにある大島紬村へ。入場料を払い、担当がつきっきりで大島紬の製造工程を説明してくれる。説明を聞いて大島紬がお高いことに納得するのだが、こちらの直販で購入すれば東京の半値ほどということだ。

アダン トックリヤシ デイゴ パパイヤ ヒカゲヘゴ 泥染めの池 ブーゲンビリア アダン ハイビスカス

大島紬製造工程の見学が終わる頃ちょうど雨が止んで、珍しい鳥のさえずりが聞こえた。姿を追ってみるとオレンジ色の鳥(後でわかるのだがリュウキュウアカショウビン)が近くの木に止まっていた。写真に収めようとするも、逃げられて断念。奄美大島滞在中に何度も声を聴き、姿を見たのだが写真に収めることはできなかった。 大島紬村のお庭は一見の価値がある。島で一番初めに訪れた場所なので「本土とは異なる植物がたくさんある」との印象だったのだが、一か所でこれほど多様な奄美大島の植物を見ることができる場所はあまりないのだろう。

ホテル近くの飲み屋街 居酒屋脇田丸

宿泊は島最大の町名瀬。山に囲まれた島最大の港があり大型客船もここに停泊する。名瀬に入るにも出るにも長いトンネルがあり、山に囲まれた天然の良港なのだろう。 ホテルで紹介してくれる居酒屋はどこも歩いて三分くらいで、飲みに行くにはとても便利。今日はお魚がおいしいという脇田丸さん。

つきだし トビンニャ(マガキ貝) つきだし 船盛 エイヒレ 蟹グラタン マグロノハラカワ 海ぶどうおかわり

お刺身は地ダコ、メバチマグロ、シマアジ、ソデイカ、カツオ。水産会社直営とのことで盛りがいい。醤油が九州独特の甘みの強い醤油だったことがちょっと残念だが、料理はどれもおいしく酒が進む。 ビールの後は店員さんおすすめの黒糖焼酎「高倉」を空けて夕食は終了。頭割りにすると一人三千円を切るという。安くておいしくていうことなし。

5月21日(水) 天気：晴れ時々曇り

ホテルの前の観光案内 ホテルウェストコースト奄美

上記が宿泊したホテル。夕食時にはロビーに集まり、ホテル前の観光案内板でその日訪れた場所の復習と、次の日ゆくところの予習が日課となった。ウェストコースト奄美は親切で感じの良いホテル。シングルルームもそこそこの広さがあり快適だった。

マングローブカヌー マングローブ

写真はOptioW90 初めの目的地マングローブパークには名瀬から車で40分。日本で一番大きなマングローブは西表島にあり、こちら住用町のマングローブは日本で二番目の大きさとのこと。ちなみにマングローブとは水の中に生えている木を表す言葉ではなく、その森というか環境全体を表す言葉だそうだ。 マングローブパークでは一時間1,500円のカヌーによるマングローブ探検ツアーが一番の目的。初めて乗るカヌーではじめは自由にならずマングローブに突っ込んだりしているのだが、だんだんとコツをつかみ一時間後には自由自在に操ることができていた。

展望台からの景色 川のトンネル

写真はOptioW90 マングローブパークは住用川の河口へ広がる場所にある。カヌー乗り場の近くに展望台があり、そこからマングローブ全体を俯瞰することができるのだ。展望台からの帰りに、ちょうど次のツアーが漕ぎ出してゆくところだった。 パークには川を下から眺めることができるトンネルがあり、リュウキュウアユが泳ぐ姿を見ることができる。

おばんざいバイキング 海鮮どんぶり 鶏飯と豚骨 黒豚とんかつ

写真はOptioW90 マングローブパーク＝道の駅奄美大島住用で昼食の予定だったのだが、島の名物鶏飯は提供していないとのこと。観光客向けにカヌーツアーなどを行っているが、地元の人たちのグランドゴルフの場でもあり、こちらの食堂は地元の人たちのために普通の食事を提供するのが主な役割らしい。 鶏飯を食べられる場所として隣の宇検村にあるやけうちの宿宇検食堂を紹介されたので行ってみることにした。ここは東京の酒屋でも購入できる有名な黒糖焼酎れんとの酒造会社が経営しているのか、その酒造会社が宇検村にあるのでれんとが前面に押し出されているのか？ゆったりとしたレストランでお客さんも多いようだ。おばんざいはバイキング形式で、メインディッシュが運ばれてくるまでに時間を有効に活用できる。鶏飯はシイタケの味付けがちょっと甘すぎるという声もあったが、料理全般おいしくいただくことができた。甘めの味付けが強いことは奄美大島の特徴のようだ。サトウキビの産地で、砂糖がふんだんに使える地域だからなのか？

タエン浜　写真はOptioW90

タエン浜

焼内湾をぐるっと西方向に回りタエン浜へ。焼内湾には養殖いかだが多くみられ、真珠やクロマグロが養殖されている。また湾近くの海岸ではクルマエビの養殖もおこなわれている。湾は無人島の枝手久島に蓋をされる形となり内海の穏やかさを見せている。 タエン浜はエメラルドグリーンの美しい浜で、トイレ、シャワー、更衣室が完備されていた。ほんのわずかの時間だったが、他に誰も泳いでいない海で泳ぐのは気持ちよかった。エメラルドグリーンを写真でどれだけ表現できるか心配だったのだが、OptioW90はかなりの健闘といえよう。D7100も逆光でなければもっと良い色再現をしてくれたことだろう。あるサイトによればタエン浜は奄美大島ビーチ人気ランキング第四位。

アダン 思勝湾

この後国道には戻らず、島西側の県道で名瀬へ向かった。マングローブパークで道を尋ねた時に「海岸沿いの道は山ばかりですよ」と言われ、実際その通りなのだが、時折見せる絶景がそんな運転の苦労を忘れさせてくれる。

ピーナッツ豆腐 お刺身 しまらっきょう あおさのてんぷら 砂肝から揚げ 島ンニャ クロダイのポン酢がけ ナスミートソース キホシスズメダイのから揚げ 焼き鳥盛り合わせ 居酒屋若大将 ゴーヤチャンプルー

この日の夕食は居酒屋若大将。奄美大島で美味しいものは新鮮な魚、鶏肉、黒豚。焼き鳥もうまかった。島では様々な貝を食べるようで昨日食べたトビンニャ(マガキ貝)を含めた貝が「島ンニャ」としてメニューに載っていた。明日訪れる離島を思い加計呂麻という焼酎を頼んだのだが、昨日の高倉の方がまろやかで飲みやすかった。

5月22日(木) 天気：曇り

コンビニ カラオケ ハイビスカス 名瀬港

朝食前にホテルのまわりを少し歩いてみた。コンビニには毎日お世話になり、一部メンバーはカラオケへ。島中どこでもハイビスカスが咲いているのだが、写真のハイビスカスはちょっと珍しい。

写真はOptioW90 ロビー8時40分集合でホテルを出発し、フェリー乗り場の古仁屋港には10時に到着することができた。乗船券を購入し25分の船旅へ。

古仁屋港 大島海峡 スモモ

今日の目的地は加計呂麻島。奄美大島本島と加計呂麻島に挟まれた大島海峡は穏やかな海だ。天気が良ければここもまたエメラルドグリーンに輝いているのだろうが、曇り空が恨めしい。加計呂麻島は周囲147Kmの比較的大きな離島。古仁屋港の海の駅で購入しおばちゃんが洗ってくれたスモモは少しすっぱかった。

於斉のガジュマル 於斉のガジュマル 加計呂麻島のお墓

加計呂麻島は第48作「男はつらいよ〜寅次郎紅の花〜」のロケ地となった場所で、このガジュマルの木にもロケ地となった旨の説明書きがあった。本島で見るお墓は鹿児島市内と変わらない感じだったけど、離島へ渡ってくるとまた少し雰囲気が違ったものとなる。

阿多地デイゴの巨樹 阿多地の海岸 クロトン サンゴの石垣 嘉入の滝

島の北側には県道が走っているのだが、南向きの阿多地に行くには細い山道を越えてゆかなければならない。ここまで来た目的はデイゴの巨樹を見ること。 シートをかけられているのは土俵だ。この島でも、大島本島でも集落ごとに土俵があり相撲が生活の一部として溶け込んだ感じ。人口10万人あたりの力士数全国平均は0.45人。都道府県別で最も多い鹿児島県は10万人あたり1.95人。これが奄美大島に限ると10万人当たり23.7人。相撲が人気というより日本相撲界を支えているといってもいいのでは？現役最高位は残念ながら十両に陥落してしまっている里山関。今回の旅行を機会に、里山関が幕内に復帰できるよう応援したいと思う。 この日自衛隊の離島上陸訓練が阿多地から見える離島で行われており、自衛隊の艦船が見えていた。

コンロンカ 武名のガジュマル ハイビスカス 実久の石垣

コンロンカの写真に様に手ぶれしてしまった写真が何枚かあった。これまで使っていたカメラD70はISO感度200が最も低感度だったので200で撮影することが多かった。新しいカメラD7100はISO感度100を設定できるので、100で撮影しており従来の倍の長さのシャッタースピードでシャッターを切っていたのだ。撮影中は気が付かないのだが、写真をパソコンに転送してみて初めて手ぶれに気が付いた。 次回からISO感度は400に設定してみようと思う。D70と比べて撮像素子の性能、画像をコントロールするソフトウェアの性能も格段に進化しており、400でも十分満足できる写真が撮れるだろう。また従来の倍の速さでシャッタースピードが設定されるので手ぶれによる失敗写真も格段に減ることだろう。 ちなみに料理の写真はISO感度1600で撮影しており、高感度で撮った写真の画質は進歩している。

海鮮カルパッチョ エビマヨスティック やりいか炙り焼き あんかけ焼きそば 鶏のオーブン焼きマスタードソース ちょっとピリ辛ピザ 自慢のガーリックライス しまらっきょう 豚の角煮 おしんこ盛り合わせ 奄美居酒屋 誇羅司屋(ほこらしや)

今日の夕食は誇羅司屋さん。奄美大島の特徴なのか、面白いと感じたのは生ビールの安さ。一日目の脇田丸さんのメニューには「生ビール(金麦)300円」、二日目の若大将さんでは「生ビール(淡麗)300円」だった。「ビールじゃないじゃん発泡酒だよ」と思ったもののこの二種類の発泡酒は結構おいしかった。ビールにこだわらない人が多いのだろうか？ビールはそこそこにして、黒糖焼酎を飲むのが定番なのだろうか？ 三日目の誇羅司屋さんのビールはサッポロ黒ラベルだった。やっぱり黒ラベルはうまい！値段は見なかったけど。つまみの量の豪快さはないものの、美味い食事に満足した。この日の黒糖焼酎は浜千鳥の詩、飲みやすい焼酎だった。 最後の晩はホテルの一室に九人で集まり二次会。

5月23日(金) 天気：晴れ

サキシマボタンヅル 龍郷湾

朝から好天に恵まれたこの日は名瀬から北へ向かい龍郷町へ。奄美自然観察の森は龍郷湾を望む絶好のロケーションでこのアングルの写真は奄美大島の観光ポスターによく使われる。薄雲がありエメラルドグリーン感がいまいちなのだが、観察の森展望台から実際に目にする景色は絶景。 龍郷町は安政の大獄の際、幕府から隠すために遠島になった西郷吉之助が島妻「愛加那」と三年間暮らした場所。

あやまる岬からの風景 土盛海岸 月桃花

あやまる岬からの風景は本当に息をのむ美しさ。写真でお伝えしきれないことが申しわけない感じ。この絶景の地を訪れていたのは我々のほかもう一組の観光客だった。梅雨時で観光シーズン前とはいえ、この絶景を独占できるのは何ともぜいたくな気分。 月桃花は珍しい花でなかなか見ることができないということだが、島ではあちらこちらで花をつけていた。さすが南国、植生が違う。

土盛海岸 ハマアザミ ハマボッス ノアサガオ ハマゼリ 土盛海岸

写真はOptioW90 奄美大島ビーチ人気ランキング第一位の土盛海岸もまた息をのむ美しさ。ここでも泳ぎたかったのだがシャワーなし、更衣室なしで断念した。海岸に花がたくさん咲いており写真に撮ったものの、調べても名前がわからず。

写真はOptioW90 最後の食事は鶏飯。奄美パーク受付の女性に教えていただき電話をしたら9名で食事可能とのこと。空港の西側、赤木名という町にある。失礼ながらほかにお客さんもいないひなびたイメージを持って訪れた店「みなとや」は、あに図らんやひっきりなしに人が来る繁盛店。 現在のスタイルの鶏飯を初めて提供したのがこの店。昭和46年に現在の天皇皇后両陛下がこの店で鶏飯をおかわりしたのを機会に島全体に現在のスタイルの鶏飯が広まったということだ。 今回の奄美大島旅行は梅雨時なのに天候に恵まれ、どこへ行ってもすいていてこれ以上ないという体験となった。素朴な奄美大島、さらに素朴な加計呂麻島、どちらもこの上なく最高でした。

祝！購入**Nikon D7100** 長年写真を撮り続けてきてくれた愛機D70は、メモリへの書き込みでエラーが発生することが多くなり、せっかく撮影した画像を失うことが増えてきた。先日の九州旅行でもあまり調子は良くなくて、危うく写真の半分くらいを失いかねない状況だったので、消費増税前に新しいデジカメを購入することは既定路線だった。長年働いてくれたD70には感謝の言葉しかありません。 撮像センサーのサイズが36mm×24mmのFXフォーマットD610か、サイズが24mm×16mmのDXフォーマットD7100にするかかなり迷った。F2やF90で使用していたレンズをフル活用しようと思えばD610なのだが、D70で使用していたレンズはDXフォーマット専用のレンズだ。D610でもDXフォーマットのレンズは使用できるのだが、９割方このＤＸフォーマットレンズを使うこと考えるとD610はオーバースペックである。 結局持ち運ぶとき、撮影するときを最大限考慮するとカメラの重量が決め手となりD7100を購入した。カタログで見たカメラのスペック上、必要十分な要件を満たしている。ニコンプラザ新宿で実機のホールディング感も確認した。 ヨドバシカメラでカメラボディ、予備のバッテリー、８Ｇメモリカード二枚を購入してきた。「充電後、レンズを付けて試し撮りをしてから使用してください」と言われ、試し撮りはＤ70の時と同じ白金自然教育園。 以前よりも高解像度のモニタで見ている人が多くなっているので、今回より写真のサイズを少し大きくしてみた。 写真 カメラ：NIKON D7100 撮影モード：6000×4000ピクセルFINEモード　1.3×クロップは4800×3200ピクセルFINEモード フォトレタッチソフトで色調濃度の調整を行い300×200ピクセルにサイズ変更。 写真をクリックすると400％拡大写真を表示します。

3月4日(火) 天気：晴れ時々曇り

久しぶりに訪れた白金自然教育園は枯草が掃除されているためか小ざっぱりした感じ。折れた枝や、丸ごと倒れてしまった木が目についた。大雪の影響だろう。 これらの写真は絞り優先でオートフォーカスで撮影したもので、フォトレタッチは施していない。本体重量はD70より重くなっているはずなのだが、持った感じは軽く感じられる。ピントを合わせてくれる位置もストレスなく決まり、撮影していてとても気持ちよく、うきうきする感じ。

DXフォーマット 1.3×クロップ

写真のサイズはDXフォーマットで2,410万画素、1.3×クロップは1,540万画素となる。撮像素子の使用範囲を絞ることによりより望遠効果を高めることができるデジタルズームといわれるこの手法には、懐疑的であったものの実際に使ってみると便利だ。1.3×クロップへの切り替えもワンタッチとはゆかないものの、スリータッチくらいで切り替えられるし、その方法もわかりやすいのでこれからも使う機会は結構ありそうだ。

アセビ 大カマキリの卵 ダイサギ？ 面白いツル

フォーカスポイントが51あり、素早くピントを合わせたい被写体を選んでくれる。このオートフォーカスはD70と比べると格段の進化を遂げている。ストレスを感じさせない、ピントが正確にあってボケ味とのコントラストを際立たせてくれる。撮影をしていて心地よいが、パソコンで写真を確認してみるとさらに心地よい。抜けの良いクリアな写真が撮れている。撮影にストレスを感じさせず、楽しくさせてくれるとても良いカメラだ。

ユキワリイチゲ セツブンソウ フクジュソウ フキノトウ

オートフォーカスと一言では言えない様々なモードがある。使用説明書を見ると「ＡＦモード」と「ＡＦエリアモード」に分けて説明されている。 ＡＦモードとは 　　　AF-C：コンティニアスモード。常にピントを合わせ続けるので動いている被写体向き。 　　　AF-S：シングルモード。シャッター半押しでフォーカスロックされるので静止している被写体向き。 　　　AF-A：AF-CとAF-Sをカメラが判断して選択する。 使用説明書を見ないで使い始めたので、「AF-Aって何？」と思ったのだが、説明書を見て納得した。 ＡＦエリアモードとはフォーカスポイントを５点から５１点まで段階的に設定することができる。ＡＦエリアモードの選択は構図に影響するのでシーン別に何を選択するのか、カメラの動きに熟達して最適なモードを選択できるようになることが必要だ。意図した構図でピントのしかっりとした写真を撮るためには。 今回撮った写真はすべてカメラにお任せフォーカスモードなので、かなりの部分をカメラに依存できるものと考えている。

カワヅザクラ ジンチョウゲ

河津桜は露光を＋１で調整してはいるものの、きれいに撮れてびっくりした。これがデジタル一眼レフ十年の進歩なのだろう。これからとる写真は技術よりもセンスを求められる。「しっかりセンスを磨け」とカメラに追い立てられているような写真の仕上がり具合だ。

雪、また雪の九州旅行 二月恒例になっている九州旅行へ。今回は昨年Ｆ先生と約束した通りＦ先生の釣ったカワハギを食べるために熊本へ。 雪に阻まれ思うようにならない旅行の顛末はいかに！ 写真 カメラ：NIKON D70 撮影モード：3008×2000ピクセルNOMALモード フォトレタッチソフトで色調濃度の調整を行い200×134ピクセルにサイズ変更。 写真をクリックすると400％拡大写真を表示します。

2月14日(金) 天気：雪のち曇り

写真はMEDIAS 朝6時の時点で東京は乾いた雪が降り始めていた。タクシーで羽田へ向かい、7時50分の定刻通り飛行機のドアが閉まったのだが、翼の除雪するため出発が少し遅れる。 目的地大分の予報は雪のち曇り。昼には雪も上がるのでこの時点で問題が起こるとは想定していなかった。 国東半島から伊予灘に突き出ている大分空港周辺に雪はない。トヨタレンタカーで「高速はすべて通行止めです。湯布院方面へ行く国道は閉鎖されています。」と言われてもまだ余裕だった。プリウスにスタッドレスタイヤが装着されていることを確認し、「チェーンも必要ですか」という問いかけには、笑顔でお断り。 カーナビに目的地をセットして、国道10号線を行くルートを選び出発した。しばらく走ると「10Km先渋滞しています」とカーナビのお姉さんがのたまわる。「そんなわけないやろ」とツッコミを入れたのだが、「ほんまや」と言わざるを得ない状況が待っていた。

生き血 皮の酢の物 鍋 スッポン鍋 柚子胡椒の入れ物 から揚げ スッポン茶碗蒸し

11時半の予約を12時半に変更してもらい、お待ちかねスッポン定食の旅館に到着した。 2月14日から3月14日まで安心院スッポンウィークが開催されており、スッポン定食が2,800円とありがたいお値段で提供されるのだ。協賛店の中から評判の良いやまさ旅館さんに事前に予約を入れておいた。 コースの始まりは生き血。お酒かオレンジジュースで割るのだが、ドライバーには選択権なくジュース割り。飲んだ感じはただのオレンジジュースで、後口はまさに血。美味しいというものでもないが何ごとも経験なので。。。 皮の酢の物はコラーゲンたっぷり。スッポン鍋は柚子胡椒を溶いたポン酢を鍋の中に入れてしまうという、思ってもみないお作法でいただく。器が皆亀の形をしているだけではなく、人参も亀の形になっていることに注目してほしい。 鍋の肉には手首のような骨、から揚げには指のような骨がついていて食べづらいところはあるものの、美味しくておいしくてただただ感心するばかり。 スッポンでだしを取り、ゼリー状コラーゲンたっぷりの部分が入った茶わん蒸しはまさに絶品。こんなにおいしい茶碗蒸しはこれまで食べたことがない。恵比寿でスッポン鍋を食べたのだが、それとはまた別モノと思えるような美味しさで、本場のスッポン料理を堪能した。

呉橋 宇佐鳥居 参道 ポスト

西暦725年建立の宇佐神宮は全国に44,000ある八幡神社の総本社。今回の旅のメインと考えていたのだが、足元が悪く靴に水がしみ込んでくるので参拝を断念せざるを得ない状況。残念！ 「宇佐八幡宮神託事件」など歴史の教科書にも登場する。 また次の機会に参拝することとしよう！

写真はMEDIAS 隣接する中津市の影響か宇佐市でもたくさんのから揚げ店がその味を競っている。 鳥次郎があった場所は院内ＩＣの近くで近所に商店はなく畑の真ん中の民家の軒先。お客さんは車で買いに来るのだろう。味見ということで三切れだけお願いするとその場で揚げてくれてアツアツのから揚げをほおばった。東京にあったら人気店になるだろうと思えるほどおいしかった。 トイレに寄った道の駅いんない(標高86m)もこのように雪が積もっていた。スタッドレスだから大丈夫と高をくくっていたのだが。。。

写真はOptio W90 どうにか本日宿泊する鉄輪温泉鬼山ホテルに到着して空の湯から見える扇山。ここにたどり着くまで遭難とまではいわないものの、車中で一泊という可能性もあった。九州の雪を甘く見てはいけない。 鬼山ホテルで検索し、カーナビが示したルートから国道500号を通るルートを選択した。宇佐市まで来る道も何とかクリアできたし、ここから別府まで帰る道も来た時と同じくらいの雪だろう甘く見ていた。思い起こせば「九州では3桁の国道は国道ではなく酷道」、「500番台の国道などもってのほか」などありがたいアドバイスをもらっていたのだが。 国道500号で宇佐から別府へ抜けるには標高560mの峠を越えなければならない。標高400mくらいまでは問題なく進み、ところどころ雪で車の腹をこすりながらも、轍がしっかりあり問題なかった。そこから先はチェーンを付ける車や、乗り捨てられた車が散見されるようになり嫌な予感がしていた。先頭を走っていたトラックが走行をあきらめ、そのトラックを追い抜いた地点が最悪の吹き溜まり。タイヤが空回りして進めなくなった。少し下がって勢いをつけて何とか乗り切ったが、もう少し雪が深ければスタッドレスといえどもチェーンを装着しなければ進むことができなくなっていただろう。 今から考えれば、空港から宇佐市へ向かった道をそのまま戻るのが正解だっただ。積雪という異常な状況の中では過信せず、最も安全なルートを選択すべきだ。一人ならともかく、人を乗せているのだからなますを吹くくらいの慎重さが必要だ。 標高を調べるには国土地理院の標高地図、スマホからリンクを張っておけば便利かもしれない。 宿泊した鬼山ホテルはいい温泉でした。写真で紹介される露天風呂は以前混浴だった時代のもののようで、広々とした露天は期待を裏切り狭くなっていたけど、塩化物泉の温泉はとても良かったです。

2月15日(土) 天気：晴れ時々曇り

部屋の窓から別府湾を望む風景はいたるところから湯気が上がりいかにも鉄輪温泉の風景。 さてこの日も大分道は通行止め、湯布院方面へは行けないという。前日の教訓を生かしあちこちに電話をして道路の状況を確認する。七里田温泉に電話すると、国道422号線は通行止めになっており、別府から七里田まで行けるかどうかわからないとのこと。大分県でも二十年ぶりの雪ということで、通行止めの全体像はなかなか把握できない。 原尻の滝(はらじりのたき)に電話すると国道10号、326号、502号経由で原尻の滝に到達できるらしい。熊本へ行くルートも竹田と阿蘇を経由してゆく国道57号線のルートが確実の情報を得たので覚悟を決めて出発することにした。

ホテルを出発するとき「この辺りは雪はありませんよ」と言われ意外に思ったのだが、昨日大量の雪を見てようやく到達したので鉄輪温泉のあたりもまだまだ積もっているものと錯覚していた。確かに宿の回り、国道10号線で大分へ向かうまでは全く雪はなかった。 大分市内を抜けると積雪がみられ、国道326号にある道の駅みえ(標高125m)は職員の方々が一生懸命駐車場の雪かきをしている。車を停めるとトイレまでのルートを優先的に作ってくれるのでありがたい。道路は除雪が済んで、走行には全く問題なし。

滝見橋 原尻の滝 原尻の滝 緒方川の中の鳥居 原尻の滝

東洋のナイアガラといううたい文句はちょっと誇張しすぎの感はあるが、なかなか見事な滝。滝の回りをぐるっと一周できることも珍しい趣向で面白い。豊後竹田に行く機会があれば、ちょっと足を延ばしてみることをお勧めする。 併設されている道の駅はほぼ休業状態。大雪で職員が出勤できないとのことだ。標高177m。 この後道の駅竹田(標高392m)にて、豊後牛の昼食。

長湯温泉大丸旅館外湯ラムネ温泉館 写真はMEDIAS

七里田にするか長湯にするか比較検討して七里田温泉(標高585m)を選び、やっとの思いをして到着してみると雪のため臨時休業。残念！ でも長湯温泉(標高501m)はよかった。内風呂は過熱してあるため炭酸の泡がつかないのだが、源泉のままの露天は入るとすぐにたくさんの泡がついた。ただし露天はただでさえぬるいところに、屋根からの落雪がありさらにぬるくなっていて、入り続けることはできなかった。脱衣所から内風呂への扉がかがまないとはいることができないのは、二酸化炭素中毒にならないような設計なのだろうか？ 飲泉もしてみたけどまさにぬるいラムネ。

この後国道57号線を阿蘇へ向かった。途中阿蘇外輪山の滝室(標高807m)から阿蘇カルデラへ下る滝室坂があり、標高差約240m。 阿蘇を抜けて宿泊先の県庁前グリーンホテルへ。阿蘇カルデラ内は雪があったものの、立野のあたりから雪はなくなっていた。阿蘇の外輪山をけ破った阿蘇大明神の伝説は下記にWikipediaから引用しておく。 大昔の阿蘇は外輪山に切れ目が無く、その中には水がたまって広大なカルデラ湖になっていた。健磐龍命（タケイワタツノミコト、阿蘇大明神）はこの水を無くして田畑を造ろうと考えた。そこで、外輪山の一部を蹴破ることにした。一度目に挑戦した場所はなかなか蹴破れない。というのもその場所は山が二重になっているからで、以後「二重（ふたえ）ノ峠」と呼ばれるようになった。別の場所で再挑戦すると今度は見事に蹴破ることができた。しかし、そのはずみで健磐龍は尻餅をついてしまって「立てぬ!」と叫んだ。以後その場所は「立野（たての）」と呼ばれるようになった。 蹴破った場所からは大量の水が流れ出し滝となり、数匹の鹿も流されたことから、以後「数鹿流（すがる）が滝」と呼ばれるようになった。湖水が引いてくると底から巨大なナマズが現れた。ナマズが湖水をせき止めていたため、健磐龍は太刀でナマズを切り、ようやく湖水は流れ去ったという。また、カルデラ湖にいた鯰が流れ着いた場所が現在の嘉島町の鯰という地名になっているともいわれている。

カサゴ ウマヅラハギ、サザエ、カンパチ メバル フグ

夕食は健軍町の海鮮居酒屋漁場にて。Ｆ先生一家、熊本で釣りをしていたＴ夫も加わり、にぎやかでおいしい夕食となった。メバルはＦ先生のこの日唯一の釣果。漁場の大将ごちそうさまでした。 奥方秘蔵の日本酒やら、森伊蔵やら珍しお酒をガンガン飲んで、楽しい時を過ごしました。 なお写真の色が悪いのは撮影技術が未熟なためです。本当はもっとおいしそうなんです。

2月16日(日) 天気：晴れ時々曇り

この日行われている熊本城マラソンの影響で渋滞しているかと思ったのだがスムーズに移動することができた。 水蒸気が上がっているあたりの地獄温泉に行きたかったのだが、雪で阻まれたかもしれないな。

写真はMEDIAS 帰る前にもうひとっ風呂ということで、久木野温泉(標高416m)木の香湯へ。地元の人が多いようでみな外湯に出てこないので、露天風呂は独占状態。 標高が高いので積雪量は多い。

今回の旅行は雪にたたられた。20年ぶりの大雪ということで、前向きに考えればめったに見ることのできない景色を堪能したのかもしれない。 これを下見と考えれば、次はもっと良い旅行となるだろう。 お世話になったＦ先生ご一家、漁場の大将ご夫妻、ありがとうございました。

真鶴漁港で豪快船盛 前日二宮に滞在して、昼食は真鶴漁港でカワハギの予定だった。 Ｔ先生の車で真鶴漁港まで来るとお目当ての店かわはぎが見つからない。車を停めて探してみるとすでに営業をやめてしまっている様子。代わりにおやじさんが呼び込みをしている店 磯料理 湊 原忠 に入ってみることにした。呼び込みをしているレストランには入ってはいけないという教訓はベルギーでのこと。真鶴の仕事熱心なおやじさんの店は安くはないけどよかったと思う。 写真 カメラ：MEDIAS N-04E 撮影モード：2592×1944ピクセルNOMALモード フォトレタッチソフトで色調濃度の調整を行い200×134ピクセルにサイズ変更。 写真をクリックすると400％拡大写真を表示します。

2月11日(火) 天気：曇り

いつも二宮へ行ったときにお世話になっているＴ先生のお誕生日ということで二宮へ。

西武モール 丹沢の山々

国府津の大型モールにある「沼津港」という回転ずしはＴ先生のお気に入り。回転ずしの中ではちょっと高級な部類に入るかもしれない。 27cmの大雪に見舞われた東京ではあちらこちらに積み上げられた雪を見ることができるが、こちらはやはり暖かいようで道路や屋根などに雪が残っていることはなかった。曇り空ながら、雪化粧した丹沢の山々がきれいに見えていた。

2月12日(水) 天気：晴れ

11時に二宮を出発し、国府津から西湘バイパス。早川出口も渋滞なしで通過し順調に30分強で真鶴港に到着した。

船盛 イセエビの味噌汁

刺身定食、焼き魚定食、煮魚定食などがあるがせっかくここまで来たので船盛2から3人前13,000円を頼むことにした。カワハギの単品メニューはないとのことだが、小さいカワハギならあるということなので船盛に乗せてもらうことにした。 写真左から、カワハギ、サザエ、メジナ、伊勢エビ、シマアジ、アジ、アワビ、タコ、イカ、ウニと盛りだくさん。6人でも十分堪能できそうな量。 船盛のイセエビの頭は味噌汁にしてくれて、大満足の昼食でした。

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